この大会は身体障害者の競技力向上のために、高いレベルの選手による競技大会として1991年から陸上競技と水泳競技、1993年度からアルペン競技とノルディック競技、1994年度からはアイススレッジスピードレースとアイススレッジホッケーが実施されています。1998年度からはアーチェリー競技が加えられ、また、陸上、水泳とノルディック競技に知的障害者の種目が加えられました。



年度 アーチェリー 水泳 陸上 レッジ アルペン ノリディック 合計
参加数 参加数 参加数 参加数 参加数 参加数 参加数
1991 106 154 242 424 348 578
1992 93 156 169 321 262 477
1993 99 191 232 548 123 247 16 16 470 1002
1994 101 186 242 621 52 78 143 265 16 16 554 1166
1995 118 217 257 603 47 92 163 311 47 60 632 1283
1996 103 200 256 595 87 149 192 378 アルペンと同時開催 638 1322
1997 113 209 242 602 実施せず 355 811
1998 52 76 129 233 267 464 60 101 118 228 アルペンと同時開催 626 1102
1999 46 46 146 275 231 387 68 68 86 201 21 54 598 1049
2000 41 141 269 167 279 54 54 102 259 34 55 539 916
2001 49 161 292 98 196 32 61 118 221 アルペンと同時開催 458 770
2002 50 171 323


1.水泳競技大会
 水泳競技大会は身体障害者水泳競技の競技力向上のために、高いレベルの選手による競技会として開催され、指定された大会(日本選手権、関東及び近畿選手権大会など)において、標準記録に到達した約100名の選手を選抜して競技が行われています。競技種目は、個人メドレーは、200m、自由形は50m、100mとクラスによっては、200m、400m、その他の種目は、クラスによって50mか100mのどちらかを実施します。
 この大会の特色は、国際競技と同じ規則で開催するために、視覚障害者と、肢体不自由者は、国際パラリンピック委員会、聴覚障害者は、国際ろう者スポーツ委員会の競技規則を適用することになっています。障害による特別な規則以外は国際水泳連盟(FINA)の競技規則が適用されます。

2.水泳のクラス分け
 身体障害者の競技会では、障害が競技結果に影響することを少なくするために、障害の程度によってクラス(区分)が分かれています。ただし、聴覚障害者、知的障害者は、クラス分けはありません。
 視覚障害者は次の3つのクラスに分かれています。
   B1 視力は、光覚以下。まったく見えないか、光を感じるまで。
   B2 視力は30cm離れた手の形が見えるところから、矯正視力が0.03まで。視野は5°以下。
   B3 視力0.03から0.1まで。視野は、5°〜20°まで。
 肢体不自由者は、脊髄損傷者(車椅子使用者)、切断、機能障害、脳性麻痺者、脳血管障害者などの障害別のクラス分けではなく、実際の競泳時の身体の能力によって10クラスに分ける方法で行っています。ジャパン・パラリンピック水泳競技大会はこの方法で行います。
 この方法は、身体を上肢17、体幹5、肢体を13ヶ所に分けて、障害に応じて筋力、関節可動域、協調性テスト、それぞれ5ポイントの評価を行い、その得点(280点満点)と飛び込みスタートとターンの得点(10点ずつ)を加えた得点を参考にし、実際の泳ぐ時の姿勢や動き(能力)により10のクラスに分けます。
しかし、平泳ぎ(SBクラス)は、上肢110点(11ヶ所)、体幹50点(5ヶ所)、肢体120点(12ヶ所)と肢体の点数の割合を大きくし、平泳ぎ以外(Sクラス)の泳法は肢体130点(13ヶ所)、体幹50点(5ヶ所)、肢体100点(10ヶ所)と上肢の点数の割合が大きくなっています。さらに、個人メドレーは、〔SB(クラス)+3S(クラス)〕/4の計算式で行います。このようにクラス分けは大変手数がかけられています。